
- アムザの「Web完結」は郵送物・在籍確認なしだが、緊急連絡先が2名必要。
- 必要書類が多く、公共料金のハガキ(2通)など用意のハードルが高い。
- 初回限度額はほぼ「9万9,000円」になり、金利は20.0%が適用される。
- 「電話連絡なし」が目的なら、原則電話なしの大手消費者金融の方が条件が良い。
中小規模消費者金融(街金)の「アムザ」は、公式サイトにて「Web完結なら郵送物なし・在籍確認なし」と宣伝しています。 会社に電話連絡をされたくない人にとって、この条件は非常に魅力的に映ります。
しかし、アムザへの申し込みには大手にはない特有のデメリットが複数存在します。 現在の大手消費者金融は「原則として勤務先への電話連絡なし」を明言している業者がほとんどです。どうしても大手の審査に通らない事情がない限り、まずは大手を検討すべき理由と、アムザの審査における注意点を解説します。
アムザの審査における3つの大きなデメリット
アムザは「在籍確認なし」というメリットがある一方で、申し込みのハードルとなるデメリットが大きく3点あります。
1. 緊急連絡先が「2名分」必要になる
1つ目のデメリットは、申し込みにあたって緊急連絡先として2人分の情報が必要になる点です。
これは連帯保証人ではないため、連絡先に登録された人が支払義務を負うことはありません。あくまで「本人と連絡が取れなくなった場合の連絡先」として使われます。 しかし、友人や知人の「名前」「住所」「電話番号」を2名分も用意するのは非常にハードルが高いと言えます。
精神的な負担も含め、手続きの手間がかかる点は大きなデメリットです。
2. 審査に必要な書類が非常に多い
2つ目のデメリットは、提出しなければならない必要書類の多さです。 一般的に、本人確認書類と収入証明書があれば契約できる消費者金融が多い中、アムザでは以下の書類が求められます。
- 身分証明書
- 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など
- 所得の明細書等
- 所得証明書、源泉徴収票、直近の給与明細書など
- 通帳のコピー
- 給与の入金や公共料金の引き落とし履歴があるもの
- 公共料金の請求書ハガキ等(2通)
- 住所表示がある直近のもの
特にハードルが高いのが、通帳の記帳履歴や、公共料金の請求書ハガキ等です。 近年はペーパーレス化が進んでいるため、手元に「直近の請求書ハガキ」がないケースも多くあります。書類が揃わなければ、それが届くまで待つ必要があり、「今すぐお金を借りたい」というニーズに応えられない可能性があります。
3. 借入限度額が低く設定される(9万9,000円)
3つ目のデメリットは、可決されたとしても借入限度額が低くなる点です。 アムザで契約できた人の口コミを確認すると、ほとんどのケースで「9万9,000円」での可決となっています。
なぜキリの良い10万円ではなく、9万9,000円なのか。これには利息制限法という法律が関係しています。
| 貸付金額 | 上限金利(実質年率) |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上 | 年18.0% |
貸付額が10万円以上になると、法律上、上限金利を18.0%に下げなければなりません。しかし、10万円未満(9万9,000円など)であれば、年20.0%の金利を設定できます。 リスクの高い顧客層への融資となるため、業者は少しでも高い金利を設定できるよう、あえて10万円未満の枠を設定する傾向があります。
「電話連絡なし」が希望なら大手消費者金融が優先
アムザは「Web完結なら郵送物・在籍確認なし」というメリットがありますが、前述の通りデメリットも大きいです。 もし「会社に電話されたくない」という理由だけでアムザを選ぼうとしているのであれば、まずは大手消費者金融(アコム、プロミス、アイフル等)を検討することをおすすめします。
現在の大手消費者金融は、公式サイトで「原則として勤務先への電話連絡なし」を明言しています。
- 原則、電話連絡なし
- プライバシーへの配慮が徹底されており、同意なしで勤務先に電話することはありません。
- 緊急連絡先の提出不要
- アムザのように友人・知人の個人情報を用意する必要がありません。
- 必要書類がシンプル
- 本人確認書類(と場合により収入証明書)だけで申し込み可能です。
もし審査の過程で電話連絡が必要になった場合でも、大手であれば事前に「電話をしてもいいか」の同意を求めてくれます。その際、「書類提出で代替できないか」と相談することも可能です。
審査落ちや借入残高が不安な場合の選択肢
大手消費者金融の審査に通らない場合、アムザのような中小規模消費者金融(街金)は有力な選択肢となります。 ただし、前述した「緊急連絡先2名」「書類の多さ」「少額融資」といったデメリットは覚悟して申し込む必要があります。
もし、審査に不安がある理由が「すでに他社からの借入残高が多い(多重債務)」である場合は、街金ではなく「銀行カードローン」を検討するという手もあります。
銀行カードローンなら「銀行名」で電話が来る
銀行カードローンは審査において在籍確認の電話連絡を行うのが一般的です。 しかし、電話の際は「銀行名」を名乗ることが多いため、職場の人に怪しまれにくいという特徴があります。
このように銀行名で電話がかかってきても、「口座を開設した」「クレジットカードを作った」「引き落としの件」など、言い訳が立ちやすいため、過度に心配する必要はありません。個人名を希望すれば対応してくれるケースもあります。
借入があっても「auじぶん銀行」なら可能性あり
一般的に銀行カードローンは審査が厳しいイメージがありますが、総量規制(年収の3分の1制限)の対象外となるため、おまとめや借り換え目的であれば、他社借入があっても審査の土俵に乗る可能性があります。
中でもauじぶん銀行カードローンは以下の特徴がありおすすめです。
- 銀行なのに最短即日融資
- 多くの銀行カードローンが即日不可の中、スピーディーな審査に対応しています。
- 口座開設が不要
- auじぶん銀行の口座を持っていなくても申し込み可能です。
- au IDがあれば誰でも利用可能
- auユーザー以外でも、au ID(無料)を作成すれば利用できます。
アムザに申し込む前に、まずは大手、あるいは条件の合う銀行カードローンを検討し、それでも難しい場合の最終手段として中小消費者金融を考えるのが、リスクを抑える賢い方法です。

